WordPressサイトの環境構築を効率化、セキュリティ面での不安を解消し作業コストも削減
株式会社RSP導入事例- お客様の課題
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- WordPressのサイト構築にあたり、初期設定や運用の作業コストをなるべく抑えたかった
- 課題解決の効果
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- 高いセキュリティを担保した上で、作業量は減らすことができコスト削減につながった
2017年の設立後、システムの受託開発やサーバー構築・運用を手掛ける株式会社RSPでは、自社コーポレートサイトのリニューアルをきっかけに、企業向けWordPressホスティングサービス「WP-Chorus」を導入。WordPressの運用において懸念していたセキュリティや運用面での作業負担を解消できたことから、自社で受託したWebサイト開発にも利用いただくなど、WP-Chorusを積極的に活用いただいています。
創業者で、経営の傍ら自らもプロジェクトマネージャーとして会社と案件を牽引する黄聖弼(ファン・ソンピル)氏にお話を伺いました。
まず始めに、株式会社RSP様の事業と創業者としての黄社長について教えてください。
株式会社RSP(以下RSP)は、システムの受託・請負事業を中心に展開している会社で、設計段階から開発・実装までを請け負っています。
AWSを使ったサーバー構築・運用も行っているほか、ここ最近は新規事業として「ミネルバサーチ」という全文検索ソリューションの展開を始めました。ファイルサーバーに格納されたドキュメントを、形態素分析や画像・音声検索による全文検索で探すサービスで、会社や組織内の文書管理・ナレッジ共有に課題を抱えている企業様向けに提案しています。最近では、建設工事など長期間のプロジェクトで膨大に蓄積された文書の情報を把握する必要がある会社から好評をいただきました。
システム開発においてセキュリティには特に力を入れており、2024年3月にはISMSの取得も予定しています。
私自身は韓国の工科大学のコンピュータ学科を卒業した後、システムエンジニアとして就業を始めました。大学在学中にはUML設計ツールを開発して、ソフトウェア大会で優勝したこともあります。その後、エンジニアとして多くの案件に携わる中で、個人的なつながりを通じて仕事をいただく機会が増えてきたことから、2017年に会社を設立して事業化しました。
経営者という立場ではありますが、要件定義フェー ズでは自分がプロジェクトをリードして、以降は社内のメンバーに引き渡す進め方をすることが多いです。
セキュリティ対策の作業コストを勘案してWP-Chorusを選択
今回、WP-Chorusの利用に至った経緯についてお聞かせください
もともとレンタルサーバーを利用しており、仮想化やパブリッククラウドへの移行なども試していたのですが、自社サイトのリニューアルを実施することになった際に、環境構築を検討することになったのがきっかけです。
WordPressのサイト構築においてゼロから環境を構築した場合、主にセキュリティ対策の面で作業量が増えてしまうということは、以前の経験から知っていました。WordPressの脆弱性を狙った攻撃も多く、企業向けのサイトを提供する際にはセキュリティ対策は重要となります。ただ、WAFやSSL証明書の設定などの作業負荷はできるだけ軽減したいと考えており、簡単に構築を進められる方法を探していました。
自社サイトのリニューアルでWP-Chorusの導入を決めた後、韓国に拠点をおく当社のお客様にもWP-Chorusを使ったWebサイト制作を提案して採用されました。その企業は日本での事業展開に向けて、日本語対応を含めたサイトの構築を進めていましたが、NHN テコラスの親会社であるNHNは韓国の大手企業で、安心感があることも決め手になったようです。
インフラ構築も事業として展開されているとのことで、もともと知見があったと思いますが、どのような点が選定のポイントになりましたか?
お客様からAWSを使ってWordPressを構築したいという要望を受けることもあり、比較検討しましたが、WP-Chorusのほうが費用や作業コストを抑えられることから、WP-Chorusの採用を決めました。
自前で構築した場合に必要となるWAFの設定やサーバーの保守における稼働が不要である点に加えて、WP-Chorusでは契約プランの範囲内で、複数のサイトを構築できることもポイントでした。また、サイバー攻撃や脆弱性への対処など、セキュリティ対策をしっかり行っている部分も考慮しました。
問い合わせに迅速な回答が得られ、リリースまでスムーズに進行
リニューアル時の乗り換え作業についてはスムーズに進みましたか?
DNS設定やアカウント認証機能、キャッシュ削除機能など簡単な操作で利用を始めることができました。
設定段階では、CDNやドメインの設定を進める過程で、何度かNHN テコラスのWP-Chorus お客様サポート窓口に問い合わせたことがありました。WordPressのテーマを購入して適用しようとした際、バージョンが違っておりうまく動かないという事象が発生したのですが、このときにもサポートへの問い合わせを通じてすぐに回答を受けることができ、作業をスムーズに進めることができました。
導入プロセスがスムーズだった点については高く評価しており、他の企業にもWP-Chorusの利用を勧めているところです。
お客様からも高評価、追加の制作案件も受注
WP-Chorusに移行されて、どのような効果があったのでしょうか?
当社の開発案件を通じて利用いただくことになったお客様は韓国の企業でしたので、海外からの接続スピードの点を懸念されていました。以前利用していたレンタルサーバーはスペックもやや低く、利用にストレスを感じることもありましたが、WP-Chorusに移行したあとは、もともと動作が重くなりがちなWordPressのサイトがストレスなく表示されたので、とても喜ばれました。
同社のグループ会社からもサイトリニューアルの発注を受けることになり、同じくWP-Chorusで運用しています。
あとはセキュリティの面でも評価できると思います。実は一般の方がイメージされているよりも、海外からのサイト攻撃は日常的に起きています。そうした中でもサイトが安定して動いているということは、それだけで評価できると思います。
RSPとしても、セキュリティ対策など本来一から初期構築が必要となる作業をWP-Chorusの導入で代替できたことに加えて、定期的に実施するサーバー保守における作業コスト、人件費については明確に削減することができました。
現在は安定的かつ低コストでの運用を実現できているとのことですが、今後WP-Chorusを活用して取り組まれたいことはありますか?
今回、WordPressのシステムやサイト構築が簡単に行えることがわかったので、今後も積極的にWordPressやWP-Chorusを利用していく予定です。また、当社のお客様に自信をもってお勧めしています。
本来、Webサイトの制作はRSPのメイン事業ではないのですが、WP-Chorusのような外部プラットフォームを利用することで効率的にソリューションとして提供できますし、他の開発業務にも注力できるので、お客様には低コストかつスムーズにシステム開発のソリューションを提供していきたいと考えています。
ぜひ今後もWP-Chorusをご活用ください。本日はありがとうございました。
公開日:2024年2月27日
企業サイト専用のWordPressホスティング
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株式会社RSPについて
株式会社RSPは、システムの受託・請負事業を中心に展開している会社で、設計段階から開発・実装までを請け負っています。
AWSを使ったサーバー構築・運用も行っているほか、新規事業として「ミネルバサーチ」という全文検索ソリューションの展開も開始しました。
- 社名
- 株式会社RSP
- 内容
- 自社ソリューション、システム受託開発、サーバ構築・運用、AWS環境構築サービス、SES
- 設立
- 2017年2月1日
- 従業員数
- 27名